◯ 幼児クラス ◯
3歳半~5歳の幼児の場合は、しつけ、感情教育、基礎体力に重点を置いています。
しつけ:あいさつ、返事、あとしまつ、靴の並べ方、道着の畳み方、お願いの仕方
感情教育:出来た喜び、初めての悔しい気持ちの芽生え、チームで喜びを共有する
基礎体力:ジャンプ、腕立て伏せ、スタミナ
空手の技術:ストレッチ、基本、移動、型(太極1)、ミット
◯ タイプ別指導 ◯
[Type 1] 引っ込み思案、人見知り、怖がりさん、目を見て話せない
「怖がりだから強くは言えない…でも、変わってほしい。」
⇒ まずは、先生とのコミュニケーション。少しずつ「大きな声で目を見てあいさつ」をできるようにしていきます。
体験・見学の時点では、稽古に参加できなくても大丈夫。いきなり怒鳴ったり、無理やり参加させるということはありません。
(大きな声に驚いて泣いてしまう子や、道着を着るのを嫌がる子もいますが、大丈夫です)
まずは先生と「タッチであいさつ」。
楽しい稽古を通してコミュニケーションを深め、安心感を持ってもらいます。
最初は怖がっていた子も、3回目くらいの稽古から少しづつ慣れていきます。
「教えたことをすぐにできない」「動きについていけない」ことで叱ることはありません。
その代わり、「先生の話を聞く」「稽古に集中する」ということを伝えていきます。
他の子と比べるのではなく、その子のペースを大事にします。
[Type 2] ふわふわしている、集中力がない
あっちを見たりこっちを見たり… 心配だからこそ「◯◯しなさい!」の連続に
⇒ 稽古が楽しくて自然と夢中に。楽しみながら、集中力を育てていきます。
集中力は、積み木や絵本などの遊びのほか、身体を動かすスポーツからも身に付けることができます。
夢中になって時間が過ぎている ⇒ 上手になって褒められる ⇒ うれしい!もっとやりたい! ⇒ 次はワンステップ上のこともやってみたい… このサイクルを作ることで、楽しみながら、集中する (集中してしまう) という経験をしてもらいます。
[Type 3] 元気すぎる、じっとしていられない、礼儀作法を身に付けさせたい
楽しくはしゃぎすぎて… 怒られる。「ほら!帰るよ!」の声を聞いているのかいないのか…
⇒ まずは稽古と休憩時間のメリハリをつけよう。
活発な子は「遊んではダメ」ということではなく、友だちと遊ぶ時間と稽古に集中する時間のメリハリをつけるように伝えます。
また先輩になるにしたがって、年下の子のリーダーやお手本になってもらいます。
前に立つ役割を担ってもらうことで、「周りを見ながら行動すること」「自覚を持って学ぶこと」が身についてくるようになります。
先生一同は、このようなことを子供たちに伝えるために、子供たちに目線を合わせ、伝える言葉が心に届くように、考えながら (時に悩みながら) 指導にあたっています。